自分にはカーオーナーの資格がないので車を売却
せっかく新車を手に入れながら、免許の取得から新車購入まですべてを親掛かりで済ませて来たため有り難味が沸きませんでした。 車に乗れることが当たり前の感覚であったため、大切にしなくてはいけない車をずいぶんぞんざいに扱いました。
今思い返しても、何故あんなことをしたのかなと言うようなことばかりして、その際たるものが、目を瞑って細い一本道を車で運転することでした。 道路わきの大きな樹木に突っ込んだ結果は、大破まで至らないまでも、バンパーは外れ、フロントグリルとボンネットは木の形をしてへこみました。
即刻JAFのレッカー車にお世話になりました。 それが新車購入1年以内にした3回目の自損事故でした。 最初の二回は運転のまずさからのものでしたが、今回は言い逃れようのない無軌道からのものでしたから、自分は車の運転に向かない性格をしているのだと思わざるを得ませんでした。
家族に免許取得者はいませんので、私が運転を自粛すれば、もはや車は無用の長物です。 修理を終えて自宅に戻って来た車はすぐ、この車を購入した近所の自動車修理工場に売却するために持ち込みました。
買うとき親父が散々値切っているだけに、修理工場のおじさんも渋い顔です。 売却したばかりの新車が3度も修理を受けて、1年もたたずに売りに出されるなんて、オレはためしがないとか嫌味も言われました。
つくづく自分はカーオーナーには向かないのだと思いました。 今では、車を売却して良かったと思っています。
人生の節目購入の愛車を売った体験談
個人事業を開始してすぐ、仕事に使う道具を運搬するために、乗用車ではなくてバンタイプの貨物積載可能なミツビシデリカカーゴを購入しました。
購入当時は独身でしたが、やがて結婚し子供も出来、学校への送り迎えなどもこの車でするようになりました。 そんな愛車を手放す決心をしたのは、子供の一言でした。
ある日、雨のひどい日に子供が屋根から水が落ちてくる、と言うのです。 よく調べてみると、窓のゴムが劣化していたり、窓枠に埋め込まれていた車のパーツが取れかかっていたりと、さすがに20年あまり乗り続けた結果でしょう。 この愛車もそろそろ寿命かな、と考えました。
しかし、いざ売却しようと考えると不思議なもので、アクシデントで草刈中に後部ガラスを割ってしまったり、パンクしたり、次々に出費が重なってしまいました。 そんな時、愛車を売却する事を決断したのは、知人が車の買い替えでまだ新しい乗っている車を安く売る話を聞いた為です。
丁度良いタイミングでしたので、自分で車両の廃車手続きなどインターネットで調べ、半年かけて愛車を廃車業者へ売却し、知人から中古車を安くで手に入れる事が出来ました。 手続きを自分でやった事で手数料を業者へ支払わずに、愛車の廃車処分について、気に入った廃車業者と直接自分で交渉も出来、満足する結果となりました。
時間が自由に出来る場合は、面倒がらずに自分で売却の車両手続きをしてみるのもいい経験になりました。